このホームページについて

「世田谷ブルックナーの家」は、一音楽愛好家のわたしが、ブルックナーの交響曲のCD、LP、演奏会の感想などを発表するHPとして1998年に開設いたしました。当初はブルックナーの全交響曲、全作品のディスク比較試聴を志しておりましたが、とりあえずディスクも少な目で手頃と思われた交響曲第2番から始めましたところ、それだけで数年を要しても終わらないことから、とてもではないが後期交響曲まで全部は無理と判断し、あまり取り上げられない初期交響曲(ヘ短調、第0番〜第2番)に対象を絞ることにしました。

そのためコンテンツとしては第2番が大部分を占めており、ヘ短調はディスコグラフィと音盤比較試聴のみ、第0番と第1番の比較試聴は友人のブルックナー愛好家、独断流一刀斎氏に執筆頂きました。朝比奈ファンのわたしと、あまり朝比奈の演奏を好まれない一刀斎氏とでは、評価の方向性が異なりますが、それぞれ個人の意見ということでご参考にして頂ければ幸いです。

「世田谷ブルックナーの家」の名は、ブルックナーの故郷オーストリアのリンツにある演奏会場「リンツ・ブルックナーハウス」のパロディです。「世田谷ブルックナーハウス」としてもいいところ、「海の家」「青年の家」といった日本の身近な施設を想起させる奇妙な日本語訳にしたのは、見た瞬間笑ってもらおうというダジャレ好きのわたしの魂胆です。もちろんわたしは東京都世田谷区在住ですが、長年住み慣れたわたしには、子供の頃の、まだ畑があちこちに残った田舎臭い街という原風景があります。現在では高級住宅地として知られるようになってきたことを考えると、この名称はわたしの意図とは違うイメージを与えているのかもしれません。

2006年より長らく休止しておりました本HPの再開を熱くご要望頂きました、愛知祝祭管弦楽団の熱血コンサートマスター、高橋広さんに厚く御礼申し上げます。

2017年11月   甲斐貴也


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