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ブルックナー：交響曲第２番　ハ短調

ブルックナーの番号付きの交響曲の中でも最も地味な存在だが、ブルックナーの交響曲様式の原点であり、ウィーンにおける交響曲作家としての活動の出発点ともなった記念すべき作品が交響曲第２番ハ短調だ。そこには、まだ後の作品のようなスケールの大きさこそないが、すでに熱心なブルックナー・ファンにはたまらない魅力が満載されている。一方で、ブルックナーの交響曲中でも最も複雑な版問題を抱え、その全体像についてはいまだに完全には明らかになっていない。

■第２交響曲の作曲・改訂・上演過程  構想から完成、そして初演、再演、改訂、出版。第２交響曲の歴史をたどる。 ■第２交響曲の出版譜 　 初版、ハース版、ノヴァーク版第２稿、キャラガン版初稿、そしてノヴァーク版第２稿新版まで。 ■第２交響曲のハース版スコア　問題の多い第2番のハース版と1877年稿ノヴァーク版の相違部分、ハース版スコア序文 他 ■ディスコグラフィー＆試聴記  （４０）      全ＣＤ＆ＬＰの比較試聴を目指しています。 ■第２交響曲の日本における演奏・放送記録   ■演奏会と放送  (６） 演奏会評と放送録音評  ■ブルックナー：第２交響曲あれこれ   「ブルックナー・アンケート」、「第２を振って死んだ男」他 ■わたしのブルックナー：第２交響曲  （６）   第２に愛着を持つ方の寄稿

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